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Thursday, May 14, 2020

5月14日の海外株式・債券・為替・商品市場 - ブルームバーグ

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:株反発、銀行とエネルギーが主導-原油は大幅上昇

  14日の米株式相場は反発。弱い経済指標や米中間の緊張といった悲観的な材料はあったが、銀行やエネルギー関連など、これまで売り込まれてきたセクターを中心に買いが優勢となった。

  • 米国株は反発、ダウ377ドル高
  • 米国債は上昇、10年債利回り0.62%
  • ドル指数低下-原油高でカナダ・ドル上昇
  • NY原油は急反発、需給の改善見通しが追い風
  • NY金は続伸、米失業保険申請件数が高水準-米中関係も警戒

  S&P500種株価指数は前日比1.2%高の2852.50。ダウ工業株30種平均は377.37ドル(1.6%)高の23625.34ドル。ナスダック総合指数は0.9%上昇した。米国債は上昇。ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りが3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し、0.62%。

  この日の株式相場は荒い値動きとなる中、銀行株がS&P500種の上げを主導した。ウェルズ・ファーゴやJPモルガン、バンク・オブ・アメリカはいずれも4%を超える上昇率。原油高を受け、エネルギー株も買いを集めた。ただ、両業界は依然として年初来では下落率が最も大きなセクターとなっている。

  アメリカン・エキスプレスやシスコシステムズの上昇で、ダウは他の主要指数を上回るパフォーマンスを示した。

  朝方発表された 新規失業保険申請件数が引き続き高水準となったことや、 トランプ大統領が中国の習近平国家主席と今は話したくないと述べたことから、株式相場は午前中は軟調に推移していた。 

  ミラー・タバクのチーフマーケットストラテジスト、マット・メイリー氏は「新規失業保険申請件数に関して、またも悪いニュースが出た」とした上で、「過去2カ月、相場は今回のように下げるたびに反発してきた。市場関係者はそれほど積極的に売ろうという気にはなっていない」と述べた。

  為替市場では株式相場の上昇とともに、ドル指数が下げた。原油高を受けてカナダ・ドルは主要10通貨全てに対して上昇。逃避需要の後退で、円は下落。

  ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下。一時は0.4%上昇し、4月以来の高水準となっていた。ドルは円に対して0.2%高の1ドル=107円25銭。対ユーロでは0.1%高の1ユーロ=1.0805ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は急反発し、約5週間ぶりの高値を回復した。需要が回復しつつある中、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が原油輸出を縮小している兆しが見えたことが材料。国際エネルギー機関(IEA)は原油市場見通しが「いくらか改善した」との 認識を示した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物6月限は2.27ドル(9%)高の1バレル=27.56ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント7月限は1.94ドル高の31.13ドル。

  ニューヨーク金先物相場は3日続伸。先週の米新規失業保険申請件数が高水準にとどまったほか、トランプ米大統領が中国との断交を示唆したことで金が買われた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は1.4%高の1オンス=1740.90ドルで終了。

原題: Stocks Shrug Off Gloomy Data Amid Rebound in Banks: Markets Wrap、USD Retreats from 2-Week High as Stocks Rebound: Inside G-10、 Oil Soars as OPEC Cuts, Demand Optimism Points to Recovery、Gold Jumps With Millions Still Jobless and Trade Tensions Rising

◎欧州市況:株続落、2営業日の下げは3月以来最大-イタリア債下落

  14日の欧州株は続落。2営業日の下げ幅は3月以来最大となった。新型コロナウイルスの感染拡大による経済的な打撃が懸念されているほか、米中貿易戦争の見通しにも不安が強まっている。

  ストックス欧州600指数は2.2%下落、4月21日以来の安値で引けた。業種別19指数はいずれも下落。特に小売株が売られた。銀行株は一時、終値ベースの過去最安値に迫ったが、引け直前の1時間で下げを縮めた。

  プレミア・ミトンのニール・ビレル最高投資責任者(CIO)は「パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が悲観的な 発言をしたため、株式相場は軟調だった。統計にも安心できるような材料は何もなかった。こうした統計の数字にわれわれは免疫があるように見受けられるが、累積的な影響が圧倒的なものになるとの懸念があるのだろう」と述べた。

  欧州債はイタリア3年債利回りが約1週間ぶりの大幅な上昇を記録、イールドカーブがフラット化した。ドイツ債は小幅高となった。

  イタリア10年債とドイツ債のイールドスプレッドは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大して236bp。イタリア3年債利回りは6bp上昇して0.91%だった。

  英国債はほぼ変わらず。イングランド銀行(英中央銀行)はマイナス金利の活用を現在検討していないとベイリー総裁が 言明したにもかかわらず、短期金融市場では2021年5月のマイナス金利が織り込まれている。

  ドイツ10年債利回りは1bp下げてマイナス0.54%。フランス10年債利回りは1bp上げてマイナス0.04%。イタリア10年債利回りは2bp上昇して1.82%。

原題:Italy Yield Curve Bear-Flattens, Bunds Rise: End-of-Day Curves(抜粋)

European Stocks Post Worst Back-to-Back Losses in Two Months(抜粋)

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May 15, 2020 at 04:43AM
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