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Tuesday, April 21, 2020

4月21日の海外株式・債券・為替・商品市場 - ブルームバーグ

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:原油価格の崩壊止まらず6月限が急落-株も大幅続落

  21日の米株式相場は大幅続落。S&P500種株価指数はほぼ3週間ぶりの大幅安となった。ニューヨーク原油の価格崩壊は6月限に引き継がれ、同限月は記録的な急落。前日に歴史的なマイナス価格となった5月限は、大きく反発して最終取引を終えた。米国債は総じて上昇。

  • 米国株は大幅続落、S&P500種は3.1%安
  • 米国債は上昇、10年債利回り0.57%
  • ドルが全面高、対円で107円台後半
  • NY原油のメルトダウン止まらず、6月限も43%急落
  • NY金は反落、ドル上昇で投資妙味が低下

  ホワイトハウスと議会指導部が追加の新型コロナウイルス対策法案で 暫定合意に達したことは、株式投資家には材料視されなかった。原油相場の歴史的な下げがこの日も続き、金融市場を大きく揺さぶった。

  S&P500種株価指数が前日比3.1%安の2736.56。ダウ工業株30種平均は631.56ドル(2.7%)安の23018.88ドル。ナスダック総合指数は3.5%低下。ニューヨーク時間午後4時55分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.57%。一時は0.55%を割り込んだ。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、43%急落し1バレル=11.57ドル。この日が最終取引の5月限は、薄い商いの中で10.01ドルで終了した。ロンドンICEの北海ブレント6月限は24%安の19.33ドル。

  石油輸出国機構(OPEC)に非OPEC主要産油国が加わったOPECプラスはこの日、予定外の 電話会議を開いたが、新たな政策措置を設定するには至らず。テキサス州のエネルギー規制当局であるテキサス州鉄道委員会は、生産割当を設定する是非について決定を見合わせた。

  アンドゥランド・キャピタル・マネジメントのピエール・アンドゥランド氏はブルームバーグテレビジョンで「今の原油市場は危険だ」と述べ、価格回復には早急な減産が必要だとの見方を示した。

  原油相場の暴落は、新型コロナの世界経済への打撃が投資家の当初想定を大きく超える可能性を示唆している。フィエラ・キャピタルのポートフォリオマネジャー、キャンディス・バンサンド氏は「あの急速な相場回復を経て、市場は一息入れているようだ」と指摘。「この主な原動力は深刻かつ歴史的な原油価格の崩壊だ」と語った。

  為替市場ではドルが主要10通貨の全てに対し上昇。原油価格の崩壊が続く中で米国債が上昇し、株が下げたのが背景。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%上昇。ドルは対円では0.1%高の1ドル=107円76銭。

  ニューヨーク金先物相場は反落。ドルの上昇で、価値保存手段としての金の投資妙味が低下した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は1.4%安の1オンス=1687.80ドルで終了。ドル高の向かい風が吹く一方で、バンク・オブ・アメリカ( BofA)は向こう18カ月間の金相場の目標価格をオンス当たり3000ドルに引き上げた。世界各国の政策当局者が財政措置や金融政策を通じて巨額の刺激策を講じていることが理由。

原題: Stocks Drop Most in 3 Weeks; Oil Collapse Deepens: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Gains as Slumping Oil Weighs on FX Market: Inside G-10(抜粋)

Oil’s Meltdown Is Spreading Into the Future With June Below $12(抜粋)

Metals Drop as Oil Crisis Spurs Market Into New ‘Dash for Cash’(抜粋)

◎欧州市況:株は1カ月ぶりの大幅安、原油急落を嫌気-周辺国債安い

  21日の欧州株は4日ぶりに反落し、1カ月ぶり大幅安となった。原油価格が暴落し、この日は世界的にリスク資産が売られた。

  ストックス欧州600指数は3.4%安と、3月23日以来の大幅安。石油・ガス関連株価指数は一時5.3%安となった。だぶついた原油を貯蔵するスペースは世界的に尽きつつあり、石油市場のメルトダウンが売り圧力をかけた。

  鉱業株も安い。金属価格の下落に加え、BHPグループが新型コロナウイルスのリスクに警戒感を示し、同社の株価は6.4%安。

  アーバスノット・レイサムのグレゴリー・パードン共同最高投資責任者(CIO)は「原油は常々、若干通貨のようだと考えてきた。価値を蓄えているだけでなく、世界の首脳によってコントロールされ、世界を動かしている」と指摘。「しかし前日は警鐘を鳴らされた。原油安は低インフレやデフォルトの増加、低い経済成長、さらに不安定な政治情勢を意味するということを投資家は怠慢にも無視していたことだろう」と述べた。

  欧州債市場では周辺国債が下落。国債発行が重しとなった。イタリアがシンジケート団を通じて発行した160億ユーロ相当の国債に対し、1100億ユーロを超える応札があった。スペインもシンジケートによって10年債を発行する。

  イタリア30年債利回りは特に上昇、34ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上げて3.05%だった。10年債利回りは26bp上昇の2.19%、ドイツ債とのイールドスプレッドは29bp拡大して268bpとなった。

  ドイツ債と英国債はブルフラット化した。

  ドイツ10年債利回りは4bp下げてマイナス0.49%、フランス10年債利回りは0.07%で変わらず。

原題:Italian Bonds Lead Peripheral Slump; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

European Stocks Fall Most in a Month as Oil’s Drop Spoils Rally (抜粋)

(米国市況を更新します)

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