４日のニューヨーク株式市場は、値下がりした銘柄を買い戻す動きが広がり、ダウ平均株価は1170ドルを超える大幅な上昇となりました。アメリカ大統領選挙に向けた野党・民主党の候補者選びで、経済政策面で穏健とされるバイデン前副大統領が躍進したことも投資家の安心感につながり、値上がり幅は過去２番目の大きさでした。
４日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて1173ドル45セント高い２万7090ドル86セントで、２万7000ドルを回復しました。
前日は、緊急利下げ決定にもかかわらず785ドルの大幅値下がりを記録しましたが、この日は値下がりした銘柄を買い戻す動きが広がり、値上がり幅は今月２日に続き２番目の大きさでした。
業種別に見ますと医療や製薬関連の値上がりが目立ち、このうちダウを構成する医療保険最大手「ユナイテッドヘルス・グループ」の株価は10％を超える急上昇でした。これは、大統領選挙に向けた野党・民主党の候補者選びで、国民皆保険などを主張する左派のサンダース上院議員を抑えバイデン前副大統領が躍進したためです。
市場では、バイデン氏が民主党の候補者になれば、サンダース氏に比べ株価への影響は少ないと見ていて、投資家の間に安心感が広がった形です。
ただ市場関係者は「新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感は弱まっておらず、株価の不安定な動きは当面続きそうだ」と話しています。
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March 05, 2020 at 04:19AM
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ＮＹ株式市場 1000ドル超 値上がり バイデン氏躍進も影響 - NHK NEWS WEB
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