橋本幸士氏(国立大学法人京都大学大学院理学研究科教授)が、当社発行『物理学者のすごい思考法』(インターナショナル新書)にて提唱されたタコ焼き半径の上限に関する理論について、理工系YouTuberラムダ技術部氏と共同で行った研究プロジェクトの成果が論文プレプリントの形で発表されました。
論文URL
https://www.shueisha-int.co.jp/pdf/takoyaki.pdf
また、実験経過についてはYouTube内ラムダ技術部チャンネルにて公開されています。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=tUXoy6AGybg ]
同論文プレプリントは、たこ焼きをその形状が安定なまま巨大化させるためには扁平にしないといけない、という予想を、オイラー・ラグランジュ形式を用いた作用最小化問題として数学的に書くことを試み、また実際にさまざまな形状のたこ焼きを焼く実験を行なってその予想の実験的検証を行ったものです。(なお、論文形式で書かれておりますが、査読付き科学雑誌には投稿されておらず、今後の発展が待たれます。)
論文執筆者プロフィール
橋本幸士(はしもと・こうじ)
京都大学大学院理学研究科教授。1973年生まれ、大阪育ち。専門は理論物理学、超ひも理論、素粒子論。1995年京都大学理学部卒業、2000年京都大学大学院理学研究科修了、理学博士。著書に『超ひも理論をパパに習ってみた』、共著に『ディープラーニングと物理学』(共に講談社)など。
ラムダ技術部(らむだ・技術部)
GROVE所属。現役エンジニアかつチャンネル登録者数20万人超えの理系YouTuber。理系風に斜め上の角度から料理を精密に実施したり、プログラミングや電子工学、数学に関する情報を発信中。
『物理学者のすごい思考法』について
物理学者は研究だけでなく、日常生活でも独特の視点でものごとを考える。通勤やスーパーマーケットでの最適ルート、ギョーザの適切な作り方、エスカレーターの乗り方、調理可能な料理の数……。超ひも理論、素粒子論という物理学の最先端を研究する学者の日常は、「異次元の視点」に満ちている! 笑わせながら物理学の本質に迫る、スーパー科学エッセイ。インターナショナル新書。
2021年2月5日発売、924円(税込)
https://bit.ly/3r93wcq
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科学&テクノロジー
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