宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12月15日、小惑星探査機「はやぶさ2」のカプセルから採取したガスが、小惑星リュウグウ由来だと確認したと発表した。ガスを分析した結果、地球の大気成分とは異なることが分かったという。
地球圏外から気体状態の物質のサンプルリターンは世界で初めてという。
カプセルは12月6日に地球に帰還。オーストラリア・ウーメラ地区で回収された。その後、JAXAが現地に設置した「Quick Look Facility」と呼ばれる分析エリアで、サンプルコンテナ内から発生し続けていたガスを速やかに捕集・分析できたという。
カプセルは8日、JAXA相模原キャンパス(神奈川県)に移送。同様の分析を、相模原キャンパスの「地球外試料キュレーションセンター」で11、12日に行った結果、豪州で行ったのと同じ分析結果が出たため、ガスは小惑星リュウグウ由来と結論付けた。
JAXAは今後、ガスの分子組成や同位体組成の詳細な分析を行っていく。また、コンテナの開封作業も続ける。
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