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Sunday, May 3, 2020

【現場から、新型コロナ危機】“静”“密じゃない”セリ市場 - TBS News

【現場から、新型コロナ危機】“静”“密じゃない”セリ市場

 シリーズ「現場から、新型コロナ危機」。大阪の花の競り市場では、感染拡大を防ぐため新たな取り組みで乗り切ろうとしています。「在宅セリ」です。
 大阪市鶴見区にある西日本最大級の生花の卸売り市場。いつものようにセリが始まります。

 「いつも通り始めさせていもらいます。よろしくお願いいたします。みなさま、おはようございます。ただいまよりセリを開始させていただきます。本日もどうぞよろしくお願いいたします」

 いつもは500人いる買い手はいません。一堂に集まって競り落としていくこれまでのシステムが“三密”になりかねないということで、考え方を変えたというのです。

 「市場機能を止めることなく人を止めたのが今回の処置」(「なにわ花いちば」奥田芳彦社長)

 3月に取材したときは、密集していました。この時は、新型コロナウイルスの影響でイベント中止が相次いで売り上げが落ちているというニュースの取材でした。それが、その後・・・。

 「緊急事態宣言を発出します」(安倍首相〔4月7日〕)

 緊急事態宣言の発表でした。競り市場に休業要請は出されていませんが、感染拡大への対策が求められたためセリの方法を次のように変えたのです。

 システムはこうです。セリ人はカメラに向かって花をいろんな角度で見せて、ボリュームや品質などをアピールします。一方、買い手側は自宅などでインターネットを通してパソコンで画面を見ながら落札していきます。落札されると、カメラ越しに「お礼」。セリ市場にやってくるのは、競り落とした買い手だけです。

 「新しいシステムとしてはとても良いと思います。他のメディアをリアルタイムで確認しながら一緒に競りができる」(仲卸業者)
 「難しい。これに慣れないから。これ買おう思っているのに、してる間に終わるねん」(生花店)

 競り市場によりますと、こうした取り組みは全国でも初めてだということで、新型コロナ危機をこれまでの常識を変えて乗り切ろうとしています。

 「母の日や誕生日などでお花を使ってもらえるよう、私たちは絶対に供給は止めたくない。家庭でお花を愛で、楽しんでいただいて、少しでも明るい気分になっていただけるように願っております」(「なにわ花いちば」奥田芳彦社長)

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May 03, 2020 at 04:49PM
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