Pages

Friday, May 15, 2020

5月15日の海外株式・債券・為替・商品市場 - ブルームバーグ

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:株が小幅続伸、原油は3月半ば以来の水準回復

  15日の米株式相場は小幅続伸。米中の貿易を巡る対立再燃や弱い経済指標といった悪材料をこなして、プラス圏で引けた。原油は大幅に続伸した。

  • 米国株は小幅続伸、週間では3月20日終了週以来の大幅安
  • 米国債は下落、10年債利回り0.64%
  • ドル指数上昇、週間で4月下旬以来の大幅高
  • NY原油は大幅続伸、需要回復の兆候で週間でも上昇
  • NY金は4日続伸、米経済指標の低調で見通し不透明に

  S&P500種株価指数は前日比0.4%高の2863.70。ダウ工業株30種平均は60.08ドル(0.3%)高の23685.42ドル。ナスダック総合指数は0.8%上昇した。米国債は下落。ニューヨーク時間午後4時52分現在、10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.64%。

  S&P500種は午後に入っても軟調に推移していたが、引けにかけて下げを埋めた。ただ、週間ベースでは3月20日終了週以来の大幅安となった。

  バイオ製薬のソレント・セラピューティクスが急伸し、158%高。新型コロナウイルスの抗体医薬候補に関して進展があったと発表したことが手掛かり。 JCペニーも大幅高。7日が期限だった債務の利払いを行ったことが当局への届け出で分かった。

  株式相場は午前中の早い時間には、米国の 小売売上高 製造業生産がいずれも4月に過去最大の落ち込みを記録したことを受け、下げ幅を広げる展開だった。

  ウェルズ・ファーゴ・インベストメント・インスティテュートのグローバル資産配分戦略責任者、トレーシー・マクミリオン氏は「厳しい1週間だった」と振り返り、「投資家は中国に関する問題についてあれこれと考えなければならない。現在の経済面の困難を浮き彫りにするような指標もあった」と述べた。

  為替市場ではドル指数が上昇。米株価指数が前日終値を挟んで上げ下げを繰り返す中で、堅調に推移した。週間では4月下旬以来の大幅上昇となった。

  ブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.2%上昇。週間では0.8%上げた。ドルは円に対して0.1%下落し、1ドル=107円14銭。対ユーロでは0.1%安の1ユーロ=1.0820ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は大幅続伸し、3月半ば以来の水準を回復した。経済活動の再開が広がる中、需要回復の兆候を手掛かりに週間ベースでも値上がりし、3週連騰となった。石油輸出国機構(OPEC)は石油危機に関し、最悪期は過ぎたと慎重ながらも楽観していると、バルキンド事務局長が述べた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物6月限は1.87ドル(6.8%)高の1バレル=29.43ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント7月限は1.37ドル高の32.50ドル。

  ニューヨーク金先物相場は4日続伸。米 鉱工業生産指数の製造業生産が1919年の統計開始後で最大の落ち込みを示し、米 小売売上高も急減するなど、低調な指標が相次ぎ発表された。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は0.9%高の1オンス=1756.30ドルで終了。

原題: Stocks Rise With Weak Data Set Aside; Oil Jumps: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Rebounds as Stocks Swing After Data Slump: Inside G-10(抜粋)

Oil Climbs for a Third Week Amid Output Cuts, Demand Rebound(抜粋)

Gold Climbs After ‘Bleak’ U.S. Data Muddy Economic Prospects(抜粋)

◎欧州市況:株反発、イタリア債利回り曲線2日続けてベアフラット化

  15日の欧州株は反発。中国の経済指標改善を受けて景気循環株が買われた。週間ベースでは2カ月ぶりの大幅な下げとなったものの、下げ幅を縮めた。

  ストックス欧州600指数は前日比0.5%高。米国株が通商懸念や低調な経済指標を受けて下げたため、午後に上げを削った。中国の 工業生産が新型コロナウイルス流行後で初めて4月に増加したことが好感され、鉱業株や自動車株が上昇した。

  欧州株は3月半ばの安値水準から回復傾向にあったが、5月に入り失速。新型コロナの長期的な経済への打撃と感染の第2波が発生するリスク、米中貿易戦争の見通しなどが意識されている。指数は今週3.8%下落し、50日移動平均付近へと後退した。

  欧州債市場では、イタリア債の利回り曲線が2日連続でベアフラット化。同国は来週18日から4日間続けて、個人向けに国債を売り出す。

  イタリア10年債とドイツ債のイールドスプレッドは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大して238bp。

  スペインの長期債は軟調。同国財務省は21日に3年債、5年債、10年債などを発行すると明らかにした。フランスは20日に3年債や5年債などを最大100億ユーロ発行する。

  この日の引け後にはフィッチがフランスとオーストリア、S&Pがオランダ、ムーディーズがオーストリアの格付け見直しをそれぞれ発表する予定。

  ドイツ10年債利回りは1bp上げてマイナス0.53%。フランス10年債利回りは2bp上げてマイナス0.03%。イタリア10年債利回りは3bp上昇して1.85%。

原題:
Europe Stocks Gain With Miners at End of Worst Week Since March(抜粋)

Italy Yield Curve Bear-Flattens a Second Day: End-of-Day Curves(抜粋)

Let's block ads! (Why?)



"市場" - Google ニュース
May 16, 2020 at 04:31AM
https://ift.tt/2LvUG5H

5月15日の海外株式・債券・為替・商品市場 - ブルームバーグ
"市場" - Google ニュース
https://ift.tt/33JpYNe
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

No comments:

Post a Comment