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Sunday, April 26, 2020

【先週の新興国市場】リスク選好の回復にブレーキ-原油が歴史的急落 - ブルームバーグ

先週の新興国市場では株式が3週ぶりに下落、通貨も値下がりした。原油先物相場が史上初の マイナス圏に突入し、元々もろかったリスク選好ムードの回復がストップした。政治危機によるブラジル金融市場の混乱で中南米通貨の下げが目立った。メキシコやトルコ、ロシアの金融当局は利下げを実施した。

  24日までの主なニュースは以下の通り。

ハイライト:

  • 石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の減産合意にもかかわらず、 原油市場の危機が深刻化。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油先物は一時、マイナス40ドル台に下落した
  • 中国人民銀行(中央銀行)は対象を絞った中期貸出制度(TMLF)を通じて資金を供給し、1年物金利を3.15%から2.95%に 引き下げた。十分な流動性の確保に向けた新たな措置となる
  • 中国の崔天凱駐米大使は新型コロナウイルスの世界的大流行を踏まえ、米国に対し世界1、2の経済大国である米中の関係を「 真剣に考え直す」よう促した
  • トランプ大統領は米国への移住を一時的に止める 大統領令に署名。「『目に見えない敵』からの攻撃や、偉大なる米国民の雇用を守る必要性」を考慮したとツイート
  • アルゼンチンは対外的に外貨建てで発行した648億ドル相当の国債を対象とする債務交換の提示を始めた
  • フィッチ・レーティングスは香港の格付けを「AAー」と、従来の「AA」から引き下げた。昨年起きた民主化運動で社会不安が長期化したことに続き、新型コロナの流行によって経済が「第2の強い衝撃」を受けていると指摘
  • 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の健康状態を巡り、米国と韓国から異なる見解が示された。心臓血管の外科手術を受けた後に危険な状態に陥ったという情報を得たと米当局者が 語る一方、韓国大統領府は「北朝鮮内で特別な動きは見られない」と 発表
資産別指数 週間
MSCI新興市場指数 -2.4%
MSCI新興国通貨指数 -0.7%
ブルームバーグ・バークレイズ新興市場の自国通貨建て国債指数 -0.3%

アジア:

  • 中国は新型コロナ感染拡大で延期していた全国人民代表大会( 全人代)を5月後半に開催する方向で検討していると、関係者が明らかにした
  • 韓国の1-3月(第1四半期)の国内総生産( GDP)は前期比1.4%減と、2008年の世界的な金融危機以来の大幅なマイナス成長となった

EMEA:

  • トルコ中銀は政策金利の1週間物レポ金利を8.75%と、これまでの9.75%から1ポイント 引き下げた。エコノミストの大半は0.5ポイント利下げを予想していた
  • ロシア中銀は政策金利の1週間物レポ金利を5.5%と、これまでの6%から0.5ポイント 引き下げた。10年余りで最悪の落ち込みに向かう経済を支えるため、追加利下げも示唆した  

中南米:

  • ブラジルのモロ法務・公安相が 辞意を表明した。きっかけはモロ氏が右腕として頼っていたバレイシュ連邦警察庁長官をボルソナロ大統領が更迭したこと。これを受け、ブラジルの株価と通貨は 急落
  • メキシコ中銀は臨時の政策決定会合を開催し、主要政策金利を0.5ポイント引き下げ、6%とすることを 決定した。総額7500億ペソ(約3兆3000億円)の証券買い入れと金融市場の流動性支援策も発表
今後発表のデータ:
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原題:EM Review: Epic Oil Slump Choked Off Rally in Emerging Assets(抜粋)

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April 27, 2020 at 04:12AM
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