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Friday, April 24, 2020

4月24日の海外株式・債券・為替・商品市場 - ブルームバーグ

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:株上昇、テクノロジーがけん引-原油は3日続伸

  24日の米国株相場は上昇。テクノロジーや消費関連銘柄が高い。企業決算や米経済活動の再開に向けた動きをにらむ展開となった。価格変動が今週激しかった原油は、前日比プラスで終えた。

  • 米国株は上昇、テクノロジーや消費関連が高い
  • 米国債はほぼ変わらず、10年債利回り0.60%
  • ユーロが高い、円も上昇-資源国通貨は軟調
  • NY原油先物は3日続伸-生産削減の動き
  • NY金先物は反落-米統計を受けて利益確定売り

  S&P500種株価指数は週間では1.3%安。この日はトランプ大統領が4840億ドル(約52兆円)の包括的救済法案に署名。明るいニュースとなった。

  S&P500種は前日比1.4%高の2836.74。ダウ工業株30種平均は1.1%(260.01ドル)上げて23775.27ドル。ナスダック総合指数は1.7%上昇。米国債市場では、10年債利回りがほぼ変わらずの0.60%。

  チャールズ・シュワブの最高投資ストラテジスト、リズ・アン・ソンダース氏は「なおもひどい経済データが続く状況で市場が安定性と底堅さを見せているのは、企業利益や経済への圧迫は厳しくはあるものの、長くは続かないという想定ないし期待が作用しているのだろう」と分析。「市場は谷を越えた先を見ているようだ」と述べた。

  テクノロジーではアップルとマイクロソフトが特に大きな上昇率となった。前日の通常取引終了後に決算を発表したインテルは、通期予想を撤回した。

  ニューヨーク外国為替市場では、ユーロが堅調を維持。円も上昇した。一方、原油価格は上昇したものの、ノルウェー・クローネとカナダ・ドルは軟調。米石油掘削会社は活動を低下させている。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数はほぼ変わらず。ユーロは対ドルで0.4%高の1ユーロ=1.0822ドル。円は対ドルで0.1%上げて1ドル=107円48銭。

  ニューヨーク原油先物相場は3日続伸。各地の生産削減の動きが相場を支えた。米国の一部事業者が古い油井を閉鎖し、新たな掘削を停止しているほか、クウェートとアルジェリアが主要産油国の合意に基づく減産開始を予定より前倒ししていることを明らかにした。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は44セント(2.7%)高の1バレル=16.94ドルで終了。週間では7.3%下げた。ロンドンICEの北海ブレント6月限は11セント上昇し、21.44ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。米消費者心理に安定化の兆しをみた投資家による利益確定売りが優勢となった。4月の米ミシガン大学 消費者マインド指数(確定値)は71.8へと大幅に低下したが、速報値(71)からは上方修正され、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値(68)も上回った。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は0.6%安の1オンス=1735.60ドルで終了。週間では2.2%上昇した。

原題: Tech Sector Pushes Stocks Higher; Oil Extends Gain: Markets Wrap(抜粋)

USD, JPY Gain Ahead of Rating Review on U.K., Italy: Inside G-10

Oil Buoyed by Production Cuts Even as Glut Looms Over Market

Gold Reverses Gain on Signs U.S. Consumer Sentiment Stabilizing

◎欧州市況:株反落、新型コロナ巡る懸念再燃-周辺国債が高い

  24日の 欧州株は反落。前日まで2日間の上げを消した。欧州連合(EU)首脳会議で新型コロナウイルス危機収束後の経済再建計画を巡り合意が得られなかったほか、新型コロナ治療薬の臨床試験で有効性が示されず、買いが手控えられた。

  ストックス欧州600指数は1.1%安。週間ベースで3週ぶりの下落となった。業種別19指数はいずれも下げた。自動車メーカーや銀行、旅行・レジャー関連などのシクリカル銘柄を中心に売られた。

  企業決算も材料視された。食品大手ネスレは1.8%高。1-3月(第1四半期)売上高は2015年以来の高い伸びとなった。一方、石油大手のENIは2.6%安。1-3月期利益が減少し、通期の生産見通しを引き下げたことが嫌気された。

  欧州債はギリシャを除くユーロ圏周辺国債が1営業日としては今週最も値上がりした。ただ週間ベースでは年初来最長の4週連続安に沈んだ。

  EU首脳会議が材料となり周辺国債は一時下落したが、イタリアが格下げを免れるとの楽観やスペインで新型コロナの死者数の増加ペースが鈍化したことが手掛かりとなり、上げに転じた。

  イタリア債とドイツ債のイールドスプレッドは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)縮小して237bp。

  ドイツ債はブルフラット化、英国債はほぼ変わらず。

  ドイツ10年債利回りは4bp下げてマイナス0.46%。フランス10年債利回りは5bp下げて0.03%。イタリア10年債利回りは10bp下げて1.89%。

原題:Peripheral Bonds Lead Euro-Area Gain: End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

European Stocks End Lower on Renewed Jitters About Virus Impact(抜粋)

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April 25, 2020 at 04:38AM
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