新型コロナウイルス感染拡大によるウォール街への影響で、米国債市場の取引環境が悪化する恐れがある。
JPモルガン・チェースのストラテジストらは、感染がさらに拡大する極端なシナリオでは、市場参加者が追加資金の確保を目指しさらに2000億ドル(約20兆8600億円)相当の米国債がディーラー金融機関に集まる可能性があると試算。レポ市場の混乱につながる可能性を指摘した。同市場では米国債などを担保に資金が融通される。
世界の金融センターは新型コロナ感染拡大問題への対応を迫られ、ニューヨークやロンドンでは銀行や金融機関が従業員の勤務先を複数のオフィスに分散させたりトレーダーに在宅勤務を指示したりしている。継続的な業務が妨げられれば流動性が枯渇し、市場の極端な値動きにつながりかねない。
ジョシュア・ヤンガー氏らJPモルガンのアナリストはリポートで「世界の関心は現在、市場リスクに集中しているが、大規模なオペレーションリスクが起こる初期段階にあることにも留意するのが重要だ」とし、「全体的な流動性にも影響はあり得る。芽生えつつあるストレスの兆候が既に見られ、指標の米国債ですら取引コストが前回のストレス時よりかなり高くなっている」と指摘した。
アナリストらによれば、ビッドアスク・スプレッドの拡大やレポ取引の一般担保金利の上昇など、米国債市場には既にストレスの兆候がある。
JPモルガンのチームは「マーケットメークに既に大きな混乱が見られる」とし、物理的な障害によって「人間」のトレーダーが緊急対応できない限り、「取引コストは高止まりし得る」と分析した。
原題: JPMorgan Analysts Say Work-From-Home May Hit Funding Markets (1)(抜粋)
"市場" - Google ニュース
March 11, 2020 at 01:37PM
https://ift.tt/2IESK9I
ウォール街で広がる在宅勤務、レポ市場混乱の可能性も-JPモルガン - ブルームバーグ
"市場" - Google ニュース
https://ift.tt/33JpYNe
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
No comments:
Post a Comment