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2021年10月10日と11日は日本で初めての「デジタルの日」となる。デジタル庁の前身組織が決めた記念日で、祝日ではない。単なる記念日かと思いきや、デジタル庁をはじめとした官公庁がイベントを開くほか、賛同する企業・団体もセールなどで盛り上げている。デジタルの日とはそもそもいったい何なのだろうか。
2進法の0と1にちなんだ記念日
デジタルの日は、「デジタルについて振り返り、体験し、見直し、共有し合える定期的な機会」との位置づけだ。慶応義塾大学の村井純教授が座長を務める政府の「デジタル改革関連法案ワーキンググループ」が2020年11月に発案し、翌12月に発表イベントを開いた。２進法で使う「1」と「0」を組み合わせて、この2日間に決めた。
2021年のデジタルの日のテーマは「#デジタルを贈ろう」。デジタル機器の購入やプログラミング教室への申し込み、業務のデジタル化の着手など、「デジタルに関する具体的な行動を起こすきっかけになればよいと考えている」（デジタル庁の担当者）。
デジタル庁は「デジタルの日」の趣旨に賛同する企業や団体を広く募り、「デジタルの日」のWebサイトで企業や団体によるセールやキャンペーン、イベントやセミナーなどの取り組みを掲載している。その数は678の企業・団体、358件に上る（2021年10月7日時点）。
「デジタルの日」Webサイト
（出所：デジタル庁）
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Amazon、楽天、リクルート、メルカリなどがキャンペーン
一例では、デジタルの日を記念して賛同企業がEC（電子商取引）サイトなどでセールやキャンペーンを同時開催する。
アマゾンジャパンは2021年10月10日と11日に、ECサイト「Amazon.com」に「デジタルの日Amazon特設ページ」を開設する。デジタル機器を販売したり「Amazonギフト券」のチャージでポイントを還元したりするキャンペーンを展開する。楽天グループはECサイト「楽天市場」でポイント還元キャンペーンなどを2021年10月8日から11日まで開催中だ。
リクルートは同社が運営するECサイト「ポンパレモール」で2021年10月10日と11日に利用できるクーポンを配布する。メルカリはメルペイ利用額の50％（最大200円相当）を翌日にポイント還元するクーポンを2021年10月11日まで配布する。
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