レッドソックスの先発左腕クリス・セール(32)が、メジャー記録に並ぶ自身3度目の「1イニング9球で3者三振」を達成した。

昨年3月にトミー・ジョン手術を受けたセールはこの日が復帰後3試合目の登板。3-0の3回、8番ゴードンと9番シモンズをともに高め直球で空振り三振に仕留めると、最後は1番レフスナイダーをスライダーで空振り三振に切った。

同様のイニングは「完全無欠なイニング」と呼ばれ、セールは19年に2度達成しこの日が3度目。キャリア3度は殿堂入り投手のサンディー・コーファックスと並びメジャー最多。2度はランディ・ジョンソン、ノーラン・ライアン、マックス・シャーザーらが記録している。

6回途中2失点で今季3戦3勝とした左腕は「今までで最もフォームが安定していた登板かもしれない。とても良い感触だった。試合前の投球練習から感じていたよ」と振り返った。