【北京=三塚聖平】中国で年央に行われる恒例のインターネット通販セール「618」が18日に終了した。中国ネット通販2位の京東集団(JDドット・コム)は、1日から18日までのセール期間中の累計注文額が3438億元(約5兆9千億円)に達し、昨年の2692億元を約3割上回り過去最高を記録した。
新型コロナウイルス禍で海外旅行に出られない富裕層を中心に、消費回復が進んだとみられる。ただ、当局が業界への締め付けを強めており、成長を続けてきた中国ネット通販市場に逆風も吹いている。
同セールは、京東の創業日の6月18日を記念して開催。今では他のネット通販各社も加わり、最大手のアリババ集団が中心となる11月11日の「独身の日」と並ぶ一大商戦に成長した。
中国ネットメディアの澎湃(ほうはい)新聞によると、今年はスマートフォンやエアコン、ノートパソコンの注文が好調だった。中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)など中国ブランドの製品も伸びたという。
一方、工業情報化省はセール期間中の15日、京東やアリババなどに行政指導を11日に行ったと表明している。618セールに合わせて、消費者が望まない営業メールを送りつけないよう各社に注意を促した。
中国当局は4月、ネット通販市場での独占的行為でアリババに約182億元の巨額罰金を科す決定を出したほか、他の大手ネット企業にも一斉指導を行うなど統制強化を進めている。
からの記事と詳細 ( 中国のネット通販セール「618」で注文5・9兆円 - 産経ニュース )
https://ift.tt/3cR9Ss0
No comments:
Post a Comment