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Monday, January 18, 2021

CES 2021で目立ってたウェアラブルまとめ #CES2021 - ギズモード・ジャパン

どれを身につけてみたい?

毎年1月にラスベガスで開催されるガジェット見本市・CES。今年はコロナの影響もあって完全にバーチャルでしたが、それでもデジタルな世界でCESの魅力を余すことなく探ってきたよ! と米Gizmodoのビクトリア記者がはりきってレポートしています。

スマートウォッチはもちろんのこと、スマートグラス、スマートマスク、男性の局部にとりつけるアレなデバイスまで。

米Gizmodo特選、CES2021で注目株だったウェアラブルデバイスをざっと9連発お届けします!


「ウェアラブル」って聞くと真っ先にスマートウォッチを思い浮かべちゃいますよね。でも今年CESで展開されたウェアラブルデバイスはもっと幅広いカテゴリーを網羅していて、イヤホン型の「ヒアラブル」デバイスからスマートリング、近未来型のプロトタイプまでとさまざまでした。

Fossil初のセルラーウォッチ「Generation 5 LTE」

Image: Fossil via Gizmodo US

はい、やっと出ました!こちらがWear OS搭載のFossilセルラーウォッチGeneration 5 LTE」です。Samsung(サムスン)やApple(アップル)のスマートウォッチと肩を並べるにはとにかくセルラー機能が必須だったので、そういう意味ではFossilとWear OSにとっては大きな前進です。しかしながら、新しいQualcomm Snapdragon Wear 4100チップを搭載していなかったり、使用がVerizon契約のAndroidユーザーに限られていたりと残念なところも。

なつかしカッコいいSkagenの「Jorn Hybrid HR」

Image: Fossil via Gizmodo US

ハイブリッドスマートウォッチ自体は特に目新しくないんですが、このSkagenの「Jorn Hybrid HR」はデザインがひたすら美しく、e-inkディスプレイがちょっとPebbleを感じさせるノスタルジーを醸し出しています。新たに競技・チャレンジ・サイレントモードなどの機能も追加されてますし、いい感じ。

Apple Watchをハンズフリー操作できる「Mudra Band」

Gif: Wearable Devices Ltd. via Gizmodo US

片手でジェスチャーするだけでApple Watchを操作できちゃう。そんなユニークなApple Watch用バンドがこちら「Mudra Band」です。クラファンで資金調達に成功し、現在180ドル(約1万8700円)で予約販売受付中

バンドの内側には脳からの電気化学的信号を検出できるセンサーがついていて、その信号をアルゴリズムを使って解析することにより指の動き一本一本を検知できるのだそう。たとえば親指と人差し指をくっつけるだけで電話に応答できたりだとか、親指を曲げるだけで音楽をスキップできるようになるわけですね。日常的に便利なだけでなく、障がいを持っている方々に使ってもらえるアプリ開発にもつながりそうです。

どんなメガネにも音響をプラスできちゃうJLab Audioの「JBuds」

Image: JLab Audio via Gizmodo US

オープンイヤー型のワイヤレスヘッドホンとメガネが合体したのはこれが初めてではありませんが(はい、Bose Frames!)JLab Audioの「JBuds Frames」が画期的なのはメガネのフレームに直接組みこまれていない点。どんなサングラスやメガネも「スマート化」できちゃう着脱式パーソナルオーディオシステムなのです。しかも50ドル(約5,200円)とお値段も手頃ときてますから、最高でしかない!

身にまとう空気をデザインするAirPopの「Active+ Halo Smart Mask」

Image: AirPop via Gizmodo US

Razerの極彩色に光るゲーミングマスクのほうが目を引きますが、あちらはまだ試作品。かたやAirPopの「Active+ Halo」スマートマスクはすでに商品化されていて、今月中に150ドル(約1万5500円)で販売開始を予定しています。

「Active+ Halo」を着けると、内蔵されたセンサーが呼吸パターンと大気中の汚染状態をリアルタイムでトラッキングしてくれるそう。データはBluetooth経由でスマートフォン(iOS、Androidどちらにも対応)に送られ、専用アプリで確認できます。ブロックした大気汚染物質の種類まで確認できて、運動しているときなどには「アクティブモード」に切り替えれば1分あたりの呼吸数もモニターできるそう。コイン電池仕様なのでチャージする必要はなく、内蔵フィルターをいつ交換するかも教えてくれます。

Vuzixの次世代スマートグラス

一見地味っぽいメガネですが、なかなかおもしろそうなテックが詰まってます。もう何年もスマートグラスに注力しているVuzixが今回発表した「Next Generation Smart Glasses」は、スマートフォンとスマートウォッチのおおよその機能を統合したモデルだそうで年内にも発売予定。双眼ディスプレイはホログラフィック光学を可能にする導波管とマイクロLEDプロジェクターを組み合わせたもので、室内でも屋外でも使用できるそうです。クリアな通話を可能にするノイズキャンセリングマイク付きで、耳の上には音楽を楽しめるオーディオシステムも搭載。スマートフォンとワイヤレスに連携するので、これひとつで相当の情報量が取り込めそうです。

Lenovoの「ThinkReality A3 」

Image: Lenovo via Gizmodo US

一方、Lenovoが開発中のARグラスはすでに片足を未来に突っ込んでる感じ。近未来的なカッコよさ? いえ、全然。一般人向け? いいえ、圧倒的に企業顧客に寄せてますね。でもスペックを見ていくと、1,080ピクセルの3次元画像を最大5つまで表示できるほか、8メガピクセルRGBカメラ搭載、さらにはふたつの魚眼レンズ搭載によりルームスケール内の空間認識を可能にするそうです。パソコンや一部のモトローラ社製スマホに直でつなぐことも。2021年中旬ごろに発売予定だそうです。

クォンタムオペレーションの針を使わずに血糖値を測れるウェアラブル

Image: Quantum Operations via Gizmodo US

糖尿病患者さんに朗報! 東京を拠点とする国内企業のクォンタムオペレーションが、世界で初めて針を使わずに血糖値を計測できるウェアラブルを開発中だそうです。スマートウォッチのように腕に装着するだけで背面についている「特許取得済みの分光センシング技術」で血中のブドウ糖の濃度=血糖値をリアルタイムで計測できるそう。これまで血糖値測定には血液の採取がマストでしたが、もういちいち針を刺さなくても済むわけです。さらに、医療従事者にとっても患者さんの健康状態をより簡易に、継続的にモニターできる利点があり、過疎化が進む遠隔地での診療にも役立ちそう。実用化が待たれるばかりです。

アソコに貼るバンソーコ、Part2

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去年のCESでお目見えした早漏パッチ、今年も健在でした。Morari Medicalが開発した早漏改善を目的とした人類初のウェアラブル。局部に貼っておくとマイルドな電気刺激がいきり立つ神経を抑制し、射精を遅らせるのだとか。去年はただの四角いバンソーコみたいだったプロトタイプでしたが、改良を経て剥がれにくいデザインに。さらに、Bluetooth接続でアプリとの連携も可能に。なんと、被験者テストも行なったんだとか。

万事うまくいけば今年の終わりぐらいには市場に出るそうですよ? CESから誕生したウェアラブルデバイスとして、インパクトは史上最大なんじゃないですかね。

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